2019年台風19号の現地調査

台風19号は、2019年10月12日午後6時頃に静岡県伊豆半島に上陸し、関東甲信、東海、東北の各地に甚大な被害を及ぼしました。 台風に伴う河川氾濫の被害としては、21河川24ヵ所の決壊、142河川の越水が報告されています(10月14日時点)。 関東での大きな河川氾濫として、入間川水系(荒川水系の支川)の決壊があり、被害の状況や特徴を調査するため、埼玉県川越市の下小坂地区を翌日の10月13日に訪れました。

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まとめ

川越市の下小坂地区は地域一帯が浸水しており、浸水深は1m前後と見られます。 建物は2階建の住宅物件が多く、1階部分に氾濫水が侵入している模様です。 地域一帯は標高が相対的に低くなっており、水が引くまでに時間を要すると考えられます。

水田や道路の冠水は至る所で確認されました。衛星画像や航空写真の画像解析ではそれら水面が氾濫域として判定されます。 しかし、水田の周辺にある建物は50cmほど嵩上げされている建物が多く、必ずしも建物に被害が生じているわけではありませんでした。 浸水深が50cm未満の場合、被災建物数を正確に推定することには困難が伴うと考えられます。

報道によると、特別養護老人ホームを除いた大部分の建物の避難は終わっており、現地でも救助作業は行われていませんでした。 報道では越辺川が決壊し、その氾濫水が下小坂地区に流れ込んだとされています。 地域一帯の浸水により越辺川に近づくことはできず、破堤地点などは確認できませんでした。今後の行政の調査結果を待ちたいと思います。